2010年09月19日

29.リンノヴァーレ(ユーワジョイナー の09)

【馬名】 リンノヴァーレ(ユーワジョイナー の09)
【由来】 「更新する」の意。 父母の記録を更新して欲しいとの思いから。母名より連想(伊語)
【性別】 牡
【毛色】 黒鹿
【父】 ステイゴールド
【母】 ユーワジョイナー (母父 ミルジョージ )
【生年月日】 2009年2月11日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 2000 万円(一口価格 5 万円)
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【カタログのコメント】 父は現役時には無事之名馬を地で行った個性派、種牡馬としても今季のG1宝塚記念を異なる馬にて連覇するなど、すでにその産駒は脇役から主役を狙う勢いがあります。本馬は父の産駒らしいコンパクトにまとまった馬体で、しっかりとした首差しと胴体が確かな四肢の動きと連動し、収縮の良い動きを生みだしています。また、全姉パーフェクトジョイに比べ重心の低いつくりには牡駒らしい力強さを感じます。馬体、血統ともにいくらか晩成な傾向にはありますが、コツコツと勝ち星を重ね、いつの間にか高いクラスにて雄叫びを上げるタイプと言えます。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1990 生まれ、本馬は 19 歳の時の産駒
【母の戦歴】 1勝
【母の引退時期】 1994/4/3 (引退年齢 4 歳)
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【初仔の生年月日】 1996/5/26
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間(月数)】 14

◆楽天馬の繁殖P評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ " もともとの繁殖ポテンシャルはかなり高い牝馬です。もちろん相手種牡馬によって、不出走の産駒も結構いますが、デビューした産駒はほとんどが勝ち上がっています。それとデビューした産駒成績の安定感が持続する点もポテンシャルが高い繁殖の特徴です。しかし、さすがにここまで高齢出産となると、おそらくは直近で活躍した04産のオリオンスター(4勝)以上の成績は見込めないでしょう。
それでも牧場もうまく考えたと思ったのは、今回は、サイズ的には仕上がりに苦労しない、しかもタフなステイゴールドとの配合ということですね。馬体チェックでは、可能な限り仕上がり早な馬体を望みたいところですね。"
※産駒の体質や活躍馬を出す可能性を母馬の繁殖入りの過程、年齢、産駒傾向など過去のデータから勝手に推察しています。
※ここでは活躍馬を出す時期を『繁殖適期』(6歳〜13歳)とし、このうち最も活躍馬を出す確率が高い時期を『繁殖黄金期』(6歳〜11歳)としています。
"【繁殖適期の解説】
データによれば繁殖適期内の中でも6歳をピークに徐々に産駒の勝ち馬率が下がる傾向にあり、11歳を過ぎると12歳から大きく下がり、13歳を過ぎるとさらに大きく下がります。もちろんこれは単なる平均的な数字で、いくつかのケースにおいては13歳過ぎてから突然活躍馬を出すことがあります。
例えば・・・、
一、繁殖が持っている血の資質に対して相性の良い種牡馬がなかなかいないケース、すなわち相手種牡馬を選ぶ繁殖の場合には、たまたま合う種牡馬に出会ったときに突然活躍馬を出すことがあります。
二、そもそも繁殖ポテンシャルが非常に高くて、初仔や二番仔から重賞勝ち馬など活躍馬をコンスタントに出すような名繁殖タイプは、繁殖適期を過ぎてもポテンシャルがそんなに落ちず、高年齢出産でも若干確率は下がるもののやはり活躍馬を出すことがあります。
三、その繁殖の産駒の馬体に一貫した欠点があり、その欠点を改善する方向の種牡馬を意図的に配合することで、活躍馬が出る場合があります。"
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2.血統診断
【本馬の5代クロス】 Nasrullah 6.25% 5 x 5
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【父】 ステイゴールド
"【競走成績】
日香UAEで2〜7歳時に50戦7勝。香港ヴァーズ-G1(芝2400m)、ドバイシーマクラシック-G2(芝2400m)、目黒記念-JPN2(芝2500m)、日経新春杯-JPN2(芝2400m)、天皇賞・秋-JPN12着2回、天皇賞・春-JPN12着、宝塚記念-JPN12着、同3着、有馬記念-JPN13着

【種牡馬成績】
02年より供用。ドリームジャーニー(有馬記念-G1、宝塚記念-G1、朝日杯フューチュリティS-JPN1、産経大阪杯-G2、神戸新聞杯-JPN2)、ナカヤマフェスタ(宝塚記念-G1、セントライト記念-JPN2)、マイネレーツェル(ローズS-JPN2、フィリーズレビュー-JPN2)、シルクメビウス(東海S-G2、ブリーダーズGC-JPN2)、コスモプラチナ(マーメイドS-G3)、サンライズマックス(中日新聞杯-JPN3)、アルコセニョーラ(新潟記念-G3)"
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【母父】 ミルジョージ
"【競走成績】
米2勝。

【種牡馬成績】
イナリワン(有馬記念-JPN1)、エイシンサニー(優駿牝馬-JPN1)、オサイチジョージ(宝塚記念-G1)、リンデンリリー(エリザベス女王杯-JPN1)。

【母の父として】
セイウンスカイ(皐月賞-JPN1、菊花賞-JPN1)、カネツフルーヴ(帝王賞-JPN1)、オースミシャダイ(阪神大賞典-G2)"
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◆楽天馬の血統評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "母父ミルジョージは、高速馬場を得意とするネヴァーベンド系種牡馬ですが、母父にスタミナ豊富なリボーが入り、全体としては中距離血統に仕上がっています。
晩成血統ですが、成長力に富み、ナスルーラの3×4を、まさにその気性に反映し、うるさい産駒が多いものの、その中にはその気性を決め手に転化して大活躍した産駒も多くでました。自身の米国での競争成績が大したことが無かったため、直ぐに日本に輸入されましたが、日本では地方から発展しはじめ、やがて中央でも多数の産駒が大活躍しました。イナリワンなんかは、その典型的な産駒でしたね。その他にもオサイチジョージ(宝塚記念)、エイシンサニー(オークス)、リンデンリリー(エリザベス女王杯)、ロジータ(南関東三冠馬)、ロッキータイガー(帝王賞)、ヤシマソブリン(ラジオたんぱ賞、菊花賞2着)、ユーセイトップラン(アルゼンチン共和国杯、ダイヤモンドステークス2回)など、懐かしい名前が出てきます。

ただ、母系の血にはプリンスローズ系、ハイペリオン系、ブランドフォード系、テディ系とスタミナに優れた血統が目白押しで、1960年代の競馬界にとってサンデーサイレンス級の活躍をして、4度リーディングサイアーに輝いたネヴァービートの名前がありますが、この馬もスタミナベースにナスルーラの決め手を持った典型的な種牡馬ですね。父として輩出した産駒もすごかったようですが、個人手に期は母父としての印象が強く、メジロラモーヌ(牝馬三冠)、サクラユタカオー(天皇賞秋、サクラバクシンオーの父)、キョウエイプロミス(天皇賞秋)、スズカコバン(宝塚記念)、ダイタクヘリオス(マイルCS)、パッシングショット(マイルCS)などを輩出しています。

父ステイゴールドは、代表産駒ドリームジャーニーの印象が強烈で、産駒は自身に似て小さいのが多いですが、小さい方がよく走っていますし、これまで主流血脈を築いてきた名種牡馬達の中にはノーザンダンサー、ミルリーフ、ハイペリオン、リボーなど馬体が小さい馬が多かったことを考えても、気にするには値しません。むしろ、ヘイルトゥリーズン系の中で、比較的スピードに勝ったヘイロー系の父サンデーサイレンスの産駒の中で、”スピード持続力”と、”タフさ”には特筆すべきものがある種牡馬と言って良いでしょう。その根拠は、おそらく母父ディクタスの血の中にあると思います。
ディクタスは競走成績17戦6勝。G1勝ちが1600mのジャック・ル・マロワ賞だけなので、1981年に日本に種牡馬として輸入された時は、産駒はマイラーに出ると思われていましたが、その父Sanctusが仏ダービー、パリ大賞典を制しているように、もともとは長距離実績を持った血統で、ディクタスも、ブランドフォード系ブレニムの5×5×5、Ksarの5×6、Gainsboroughの5×6×6というクロスを持つように、むしろスタミナに良さを持つ血統構成をしていました。それを裏づけるように2000mのG1競走チャンピオンSでは、Nijinskyの4着と好走し、一般レースでも2400mの距離のレースを勝っています。また、種牡馬として日本に輸入された後、Palikaraki(G1・アーリントンH)などを出し、1983年にはフランスのリーディングサイアーの座に着いています。そういえば、ディクタス産駒のサッカーボーイも、自身がマイルを中心に良績を上げたにも関わらず、その産駒はナリタトップロード、ゴーゴーゼット、ファストタテヤマなど中距離以上で活躍しています。
ステイゴールドは、父サンデーサイレンスから平均スピードの底上げと、気性的な”決め手”をもらいましたが、距離が長く出た分、日本の高速馬場では競走実績につながらなかった感じがあります。個人的には、ドバイシーマクラシックでファンタスティックライトを破ったのを見ても、海外の時計のかかる馬場の方が良さがでる馬だったと思います。

総じて、本馬の母系は、相対的にスタミナベースと言って良く、そこにステイゴールドは、さらにタフさと決め手を強化していますので、必然的に長距離砲を狙いたいところで、無事是名馬型の丈夫な馬体が必須ですね。"
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※母系の累代を中心にして、スピード、スタミナ、決め手(瞬発力)の血のバランスなどを中心に勝手に評価しています。
(クロスについては血の活性力や競争資質の強化、体質への影響という点での評価はある程度するものの、特定のクロスの効用や相性(ナスキロなど)については勉強不足。というかあまり興味がない。)
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3.厩舎診断
【調教師】 牧光二
2010リーディング(8.15現在) 71 位、勝利数 12 勝,勝率 0.064 連帯率 0.128 管理代表馬 アニメイトバイオ
2009リーディング 132 位、勝利数 11 勝,勝率 0.051 連帯率 0.106 管理代表馬 アニメイトバイオ
2008リーディング 229 位、勝利数 0 勝,勝率 0 連帯率 0 管理代表馬 ビービーダークライ

◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
※リーディング順位や活躍馬の管理実績から勝手に評価しています。
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4.馬体診断 ※測尺、馬体バランス、歩様などから総合的に評価しています。
(測尺) 体高(cm) 151
胸囲(cm) 177
管囲(cm) 19
体重(kg) 425
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(DVD診断) ※主に歩様からの評価です。
【後肢のブレ】 −
【後肢の踏み込み】 ○
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
【前肢のブレ】 ○
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の馬体評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "馬体はいかにもコンパクト、一見すると頭が大きく、ドーベルマンみたいな犬のようなバランスです。
顔は大人しそうですが、手綱の感じから実は相当きかないのではないでしょうか。
首は短め、肩には良い筋肉をしょっていて、ふっくらしています。
肩の角度や胴の感じから、中距離以上が合っている感じです。
繋ぎの角度良く、クッションも良いですね。
管囲は細くてマイマス要素です。
胴回りは、トモ高、背垂れですが、短い背中で、成長と共に良い雰囲気になる素養が感じられます。
トモはまだボリューム感こそないですが、長さもある程度あって、サンデー系らしい切れのある形をしています。
飛節は折りが深いですが、バネがありそうで、歩様からもまずまず大丈夫だと思います。
歩様全体としては、欠点が少なく好印象。
馬体サイズが小さく、早生まれで牡馬、体高もそんなに高くないので、本来マイナスするところですが、小さい産駒が走っているステイゴールド産駒で、おそらく440キロくらいにはなりそうで、ここはあえて減点しません。"
※測尺、馬体バランス、歩様などから勝手に評価しています。
※馬体の名称、筋肉の名称が分からない場合は以下を参照ください。
http://www.jra.go.jp/kouza/thoroughbred/page4.html
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の総合評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖ポテンシャルはさすがに高齢で微妙な世代に入っています。
血統構成は、母系の良さを徹底的に活かそうとした結果行き着いた種牡馬とも言えると思います。
トレーナーは不安要素ではありますが、馬体は良い感じで、走るステイゴールド産駒の感じに近いです。
距離適性も馬体や血統と良くマッチしていて中距離以上の感じです。
価格は、高齢の母ですが、牡馬ですので私は少し安めでリーズナブルだと思います。"
※上記の4項目のバランス、そして価格を含めたお買い得感などを勝手に評価しています。
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※なお、データについては間違いが含まれている可能性がありますので、必ず自分でも公式サイトやJRAサイトなどで確認されますようお願い申し上げます。
"
また、間違いが発見された場合には、お手数ですがコメント欄にその旨記載していただければありがたいです。"
posted by 楽天馬 at 08:51| 関東馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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