2010年09月19日

34.ヴィルトゥオーサ(ベビーグランド の09)

【馬名】 ヴィルトゥオーサ(ベビーグランド の09)
【由来】「超一流の女性演奏家」の意。クラシック音楽で、完成の域に達した卓越した演奏能力の持ち主に対する称賛の言葉。母名より連想。(伊語)
【性別】 牝
【毛色】 栗 
【父】 タイキシャトル
【母】 ベビーグランド (母父 トニービン )
【生年月日】 2009年2月7日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 1600 万円(一口価格 4 万円)
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【カタログのコメント】 活躍馬がズラリと並ぶ牝系出身の本馬にかかる期待は自然と高まりますが、ここまでその期待に違わぬ成長曲線を描いています。牝馬としては十分な馬格に恵まれ、均整の取れた骨格の上にはほど良い筋肉量をまとっており、特にトモは横見から受ける印象以上に力強さを感じます。父の産駒らしく軽快な速力の持ち主で、キャンターに移行してからトップスピードに乗るまでが実に速く、馬群の中からスッと先頭に躍り出てきます。父、そして叔母スリープレスナイトも最優秀短距離馬の称号を得ているように、天才マイラー誕生を期待した配合です。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1997 生まれ、本馬は 12 歳の時の産駒
【母の戦歴】 3勝
【母の引退時期】 2002/4/20 (引退年齢 5 歳)
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【初仔の生年月日】2004/2/22
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間(月数)】 11

◆楽天馬の繁殖P評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "思ったほど活躍馬が出ていないですが、早いデビューの産駒は勝ち上がっていますので、繁殖ポテンシャルがないわけでなありません。
ただ、体質面で弱い産駒が出ているのも事実ですので、その辺馬体の見極めが大事ですね。"
※産駒の体質や活躍馬を出す可能性を母馬の繁殖入りの過程、年齢、産駒傾向など過去のデータから勝手に推察しています。
※ここでは活躍馬を出す時期を『繁殖適期』(6歳〜13歳)とし、このうち最も活躍馬を出す確率が高い時期を『繁殖黄金期』(6歳〜11歳)としています。
"【繁殖適期の解説】
データによれば繁殖適期内の中でも6歳をピークに徐々に産駒の勝ち馬率が下がる傾向にあり、11歳を過ぎると12歳から大きく下がり、13歳を過ぎるとさらに大きく下がります。もちろんこれは単なる平均的な数字で、いくつかのケースにおいては13歳過ぎてから突然活躍馬を出すことがあります。
例えば・・・、
一、繁殖が持っている血の資質に対して相性の良い種牡馬がなかなかいないケース、すなわち相手種牡馬を選ぶ繁殖の場合には、たまたま合う種牡馬に出会ったときに突然活躍馬を出すことがあります。
二、そもそも繁殖ポテンシャルが非常に高くて、初仔や二番仔から重賞勝ち馬など活躍馬をコンスタントに出すような名繁殖タイプは、繁殖適期を過ぎてもポテンシャルがそんなに落ちず、高年齢出産でも若干確率は下がるもののやはり活躍馬を出すことがあります。
三、その繁殖の産駒の馬体に一貫した欠点があり、その欠点を改善する方向の種牡馬を意図的に配合することで、活躍馬が出る場合があります。"
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2.血統診断
【本馬の5代クロス】 "Thatch、Special 12.50% 4 x 4
Northern Dancer 9.38% 5 x 4
Nearctic 6.25% 5 x 5 "
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【父】 タイキシャトル
"【競走成績】
日仏で3〜4歳時に13戦11勝。顕彰馬。98年年度代表馬、最優秀4歳以上牡馬。97、98年最優秀短距離馬。98年仏最優秀古馬。ジャックルマロワ賞-G1(芝1600m)、マイルチャンピオンシップ-JPN1(芝1600m)2回、安田記念-JPN1(芝1600m)、スプリンターズS-JPN1(芝1200m)、同3着、京王杯スプリングC-JPN2(芝1400m)、スワンS-JPN2(芝1400m)、ユニコーンS-JPN3(ダ1600m)

【種牡馬成績】
99年より供用。02年ファーストシーズンリーディングサイアー。メイショウボーラー(フェブラリーS-JPN1、デイリー杯2歳S-JPN2、根岸S-JPN3、ガーネットS-JPN3、小倉2歳S-JPN3)、ウインクリューガー(NHKマイルC-JPN1、アーリントンC-JPN3)、サトノプログレス(ニュージーランドT-JPN2)、レッドスパーダ(東京新聞杯-G3)、ゴールデンキャスト(セントウルS-JPN32回)、ウイングレット(中山牝馬S-JPN3)、ディアチャンス(マーメイドS-JPN3)、テイエムチュラサン(アイビスサマーダッシュ-JPN3)"
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【母父】 トニービン
"【競走成績】
全欧古牡馬チャンピオン、伊仏15勝、凱旋門賞-G1。本邦チャンピオンサイアー。

【母の父として】
アドマイヤベガ(東京優駿-JPN1)、ハーツクライ(ドバイシーマクラシック-G1)、キャプテントゥーレ(皐月賞-JPN1)、ヴィクトリー(皐月賞-JPN1)、アドマイヤドン(JBCクラシック-JPN1・3回)"
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◆楽天馬の血統評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "母父トニービンは、ゼダーン系の種牡馬で、産駒は器用さはないものの瞬発力と持続力を兼ね備えていて、ダービーを勝ったジャングルポケットの脚質などは典型と言えるでしょう。その母父Hornbeam は母系に入ると非常に良い競争資質を伝えるというハイペリオン系の種牡馬で、母父トニービンの良さはこのあたりからきているのかもしれません。

母母父ヌレイエフは、ノーザンダンサー系にあって、特に”粘り”に優れた血統で、産駒は本来はマイルですが、その粘りから長距離もこなす産駒を出している器用な種牡馬です。

母母父ノノアルコは、ノーザンダンサーに継ぐ成績を残したニアークティックの代表産駒です。日本では有馬記念馬ダイユウサク(超なつかし〜)、カシマウイング(これも懐かしい〜)など中距離以上の活躍馬を出しています。ブルードメアサイアーとしては、ヒシアマゾンが有名ですが、海外ではスプリンターの活躍が目立つようです。ニアークティック産駒の特徴であるどの血統とも相性が良いという点は、このノノアルコも同じですね。

父タイキシャトルは、これまでのトータルの勝ち馬率は40%を越えており、なかなかの種牡馬と言って良いでしょう。
血統は、父デヴィルズバッグが、ヘイルトゥリーズン系の中でもスピードに長けたヘイロー系で、母は名牝バラードですから、近親にはセイントバラード、シングスピール、ラーイらの種牡馬達がいます。バラードは父がクラシックディスタンスで活躍したエルバジェ、母系にはNashuaのライバルであったハイペリオン系の名馬Swapsがいます。一方、タイキシャトルの母父は”スタミナ”と”粘り”でスピードを持続するニジンスキー系カーリアンです。
よって決して短距離やマイル一辺倒の血統ではないのに、何故かタイキシャトルはこの距離で活躍しました。おそらくはヘイロー系の特徴が強く出た種牡馬ということになるのではないでしょうか。産駒も、1400m前後の距離を中心に走っています。

母系のヌレイエフはスピード値が高く、”瞬発力”、”持続力”に優れたトニービンが加わったものの、母の成績を見ると、トニービンの母系に入っているハイペリオン系のスタミナの血が思うように働かず、中距離馬なのに直線でスピードが持続せず、ばったり脚が止まるというトニービン産駒らしくないレースが多かったように思います。
これはトニービンとヌレイエフの距離適性のミスマッチが生んだマイナス面が出てしまったのかもかもしれません。
その点、本馬は父タイキシャトルで、シンプルにスピードに傾倒させ、母父トニービンの”瞬発力”が生きればおもしろい血統構成になったと思います。"
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※母系の累代を中心にして、スピード、スタミナ、決め手(瞬発力)の血のバランスなどを中心に勝手に評価しています。
(クロスについては血の活性力や競争資質の強化、体質への影響という点での評価はある程度するものの、特定のクロスの効用や相性(ナスキロなど)については勉強不足。というかあまり興味がない。)
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3.厩舎診断
【調教師】 小島太
2010リーディング(8.15現在) 17 位、勝利数 20 勝,勝率 0.108 連帯率 0.21 管理代表馬 アプリコットフィズ
2009リーディング 43 位、勝利数 24 勝,勝率 0.085 連帯率 0.164 管理代表馬 コロンバスサークル
2008リーディング 59 位、勝利数 20 勝,勝率 0.079 連帯率 0.177 管理代表馬 メイショウレガーロ

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
※リーディング順位や活躍馬の管理実績から勝手に評価しています。
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4.馬体診断 ※測尺、馬体バランス、歩様などから総合的に評価しています。
(測尺) 体高(cm) 156
胸囲(cm) 181
管囲(cm) 19
体重(kg) 442
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(DVD診断) ※主に歩様からの評価です。
【後肢のブレ】 △
【後肢の踏み込み】 −
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 −
【前肢のブレ】 −
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の馬体評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "頭が高くて、胴回りが太めに写るので、足もとが細く感じる馬です。
気性は良さそうに見えますが、どうでしょうか。
首は太くもなく、長くもなくですが、ちょっと高いですね。
胸前にあまり筋肉が張り出していなくて、上腕三頭筋が発達しているので、バランスがおかしく見えますが問題ないと思います。
肩の角度と胴の感じから距離は短めでしょうね。
繋ぎは角度はまずまずで、短め、硬めです。
胴回りはトモ高で背垂れですが、背中が短めで、トモのラインは良い感じです。
前駆に比してトモを大きく見せる馬で、形も長さはあまりありませんが、幅が出てきそうな感じがあります。
大腿筋膜もよく発達していて、半腱半膜様筋もまだわずかですが割れてきています。
飛節は弱々しく写りますが、実際に歩様もその点あまりよくありません。
歩様全体としては、これ以外にはそんなに大きな欠点はありません。
馬体サイズは、体高もあって、まだトモ高で成長途上と言うことを考えると、楽に470キロ以上にはなりそうです。"
※測尺、馬体バランス、歩様などから勝手に評価しています。
※馬体の名称、筋肉の名称が分からない場合は以下を参照ください。
http://www.jra.go.jp/kouza/thoroughbred/page4.html
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の総合評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖ポテンシャルは高めですが、体質面には若干不安がありますね。
血統構成はおもしろく、母の姉スリープレスナイトのような活躍馬がどこから出てきてもおかしくないと思います。
トレーナーは申し分なく、馬体も及第点だと思います。
距離適性は、短めという感じで、血統から父の影響が濃いのかもしれません。
価格は、まずまずだと思います。"
※上記の4項目のバランス、そして価格を含めたお買い得感などを勝手に評価しています。
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※なお、データについては間違いが含まれている可能性がありますので、必ず自分でも公式サイトやJRAサイトなどで確認されますようお願い申し上げます。
"
また、間違いが発見された場合には、お手数ですがコメント欄にその旨記載していただければありがたいです。"
posted by 楽天馬 at 08:55| 関東馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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