2010年09月19日

43.アダムスピーク(シンハリーズ の09)

【馬名】 アダムスピーク(シンハリーズ の09)
【由来】 スリランカの聖地名。宗派を超えて人々に信仰されているスリランカ随一の聖山。周囲から敬慕される競走馬になることを願って。母名より連想。(英語)
【性別】 牡
【毛色】 黒鹿
【父】 ティープインパクト
【母】 シンハリーズ (母父 シングスピール )
【生年月日】 2009年2月12日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 6000 万円(一口価格 15 万円)
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【カタログのコメント】 ジャパンCにも優勝し米芝牡馬チャンピオンに輝いた父の産駒であり、自らもG1勝ち馬でもある母が本邦の三冠馬を迎えて誕生した本馬。その頭部から伸びる首差しのしなやかな動き、背中から腰周りにかけての安定感抜群のつくり、そして的確に地面をとらえる力強い歩様など、その総合評価は間違いなくSクラスです。また、流れるような線に型どられた独特の気品漂う馬体が繰り出す大きな動作は、父母の相性が生んだ新たな血の広がりを感じます。デビューはマイル戦以上からを目指し、父と同じ王道を歩む姿が目に浮かびます。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 2002 生まれ、本馬は 7 歳の時の産駒
【母の戦歴】 "は英国産,英1勝,米2勝,デルマーオ
ークス-G1,パッカーアップS-G32着,アメリカンオークス-G1
3着,ハニムーンBCH-G24着,プロヴィデンシアS-G34着"
【母の引退時期】 不明 (引退年齢 不明 歳)
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【初仔の生年月日】 2008/2/14
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間(月数)】 不明

◆楽天馬の繁殖P評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "データがないので何とも言えないところがありますが、引退が5歳春以前というのは間違いないので、それまで重賞戦線でどのくらい走ったのかですね。
成績を見ても、相当活躍した牝馬であるのは間違いなく、その点、十分な休養を経て日本に来たのかどうか、それによっては産駒成績に影響が出る可能性は十分にあると思います。
総じて、そういう繁殖は自身が活躍馬でありながら、産駒の成績はパッとしない場合が多いですね。
ただ、現時点で判断できないので、期待感を込めてここでは少し★を多めにしておきたいと思います。"
※産駒の体質や活躍馬を出す可能性を母馬の繁殖入りの過程、年齢、産駒傾向など過去のデータから勝手に推察しています。
※ここでは活躍馬を出す時期を『繁殖適期』(6歳〜13歳)とし、このうち最も活躍馬を出す確率が高い時期を『繁殖黄金期』(6歳〜11歳)としています。
"【繁殖適期の解説】
データによれば繁殖適期内の中でも6歳をピークに徐々に産駒の勝ち馬率が下がる傾向にあり、11歳を過ぎると12歳から大きく下がり、13歳を過ぎるとさらに大きく下がります。もちろんこれは単なる平均的な数字で、いくつかのケースにおいては13歳過ぎてから突然活躍馬を出すことがあります。
例えば・・・、
一、繁殖が持っている血の資質に対して相性の良い種牡馬がなかなかいないケース、すなわち相手種牡馬を選ぶ繁殖の場合には、たまたま合う種牡馬に出会ったときに突然活躍馬を出すことがあります。
二、そもそも繁殖ポテンシャルが非常に高くて、初仔や二番仔から重賞勝ち馬など活躍馬をコンスタントに出すような名繁殖タイプは、繁殖適期を過ぎてもポテンシャルがそんなに落ちず、高年齢出産でも若干確率は下がるもののやはり活躍馬を出すことがあります。
三、その繁殖の産駒の馬体に一貫した欠点があり、その欠点を改善する方向の種牡馬を意図的に配合することで、活躍馬が出る場合があります。"
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2.血統診断
【本馬の5代クロス】 "Halo 18.75% 3 x 4
Northern Dancer 6.25% 5 x 5 "
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【父】 ティープインパクト
"【競走成績】
日仏で2〜4歳時に14戦12勝。05、06年年度代表馬。日牡馬三冠

【種牡馬成績】
07年より供用。ヒラボクインパクト、サイレントソニック等が新馬勝ち"
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【母父】 シングスピール
"【競走成績】
日英米仏UAE9勝、ジャパンC-G1、ヨークインターナショナルS-G1。

【種牡馬成績】
ムーンバラッド(ドバイWC-G1)、コンフィデンシャルレイディー(仏オークス-G1)、シンハリーズ(デルマーオークス-G1)、アサクサデンエン(安田記念-G1)

【母の父として】
コスモネモシン(フェアリーS-G3)"
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◆楽天馬の血統評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "母父シングスピールは、現役時代G1競走を4勝、ジャパンCにも勝ちました。
母は1980年のカナダ・ソヴリン賞年度代表馬グローリアスソング、半兄に名種牡馬Rahyで、相当は良血種牡馬です。
産駒は、ドバイWCを勝ったムーンバラッド、仏オークスを勝ったコンフィデンシャルレイディー、デルマーオークスを勝ったシンハリーズ、そして安田記念を勝ったアサクサデンエンなど、世界中にGI馬を輩出し、活躍が注目され始めた今年7月に蹄葉炎を発症し、惜しまれつつこの世を去りました。
産駒は、マイルからクラシックディスタンス、芝・ダート問わず活躍し、種牡馬として万能ぶりを発揮しました。
スタミナ豊富なサドラーズウェルズ系ですので、本質的には中−長距離、しかもクラシックディスタンスにぴったりの種牡馬だと思います。

母母父エフィシオは、日本ではあまりなじみがないですが、非常に優秀な種牡馬で、父はフォルリ系フォーミダブル、その母父はフィリーサイアーのダンテ系ハイトップで、産駒はアベイドロンシャン賞勝ちのヒーヴァーゴルフローズ、フォレ賞勝ちのトンバ、ヴェルメイユ賞勝ちのパーリーシェルズ、英1000ギニー、コロネーションS勝ちのアトラクション、クリテリウムインターナショナル勝ちのザフィシオ、ジュライC勝ちのフリッザンテなど、マイルからミドルディスタンスまで幅広く活躍馬を輩出しています。

父ディープインパクトは、言わずとしれた日本の三冠馬です。
サンデーサイレンス産駒は、現役時代に活躍した馬が名種牡馬になる確率が高いのが一つの特徴ですので本馬の活躍も大いに期待できますが、三冠馬は種牡馬として成功しないというのが競馬界の常識ですので、そのジンクスも一緒に打ち破って欲しいところです。
ディープインパクトの血統構成ですが、父サンデーサイレンスは、スピードのみならず、闘争心を決め手や粘りにかえた、聡明かつ野性的な馬であり、かなりの優性遺伝力をもった名馬であることは疑いようがありません。
一方、母系ですが、分析すると非常に重厚なスタミナ血統で母父アルザオは、タフなスピード持続系であるリファール系の種牡馬、母母父バステッドBustedは、キングジョージY&QES−GI、エクリプス賞−GIなど中−長距離を中心に活躍し、英年度代表馬になった名馬で、スタミナ豊富なブランドフォード系、母母母父クィーンフッサーQueen's Hussarは、フェアウェイ系の種牡馬で、フェアウェイの4×4×4のクロス、フェアトライアルの3×3の強いクロスをもっていて、キングジョージなどGI7勝の稀代の名馬ブリガディアジェラードBrigadier Gerardの父として有名、母母母母父ボーリアリスは、コロネーションC−GI、英セントレジャー−GI2着など19戦7勝と活躍しましたが、スタミナ豊富なテディ系の長距離馬です。
母系のボトムラインは、これでもかというくらいのスタミナベースで、そこにサンデーサイレンスは、やはり走るパターンと言って良いでしょう。
もうひとつ、この種牡馬の産駒を評価する時、忘れてはいけないことがあります。
それは、ディープインパクトは、その兄弟が馬体が比較的大きく、それゆえ脚元の故障で能力を最大限発揮できないまま競走生活を終えたのに対して、馬体が小さかったことが幸いし、蹄に持病を抱えていたにも関わらず、それ以外の致命的な故障を引き起こさなかった可能性が高いと言えます。これは多くの関係者も、そのように考察しています。
つまり産駒が大きい馬体に出た場合には、脚元の不安が常につきまとう可能性もあるということです。
しかしながら、もしかしたらこれも杞憂に終わる可能性があります。
というのは、現時点で各クラブで募集されているディープ産駒を見ると、比較的馬体が小さく、脚元の負荷は少ない場合の方が多そうだからです。
ノーザンダンサー、ハイペリオン、リボーなど現在の主流血脈を構成する名馬達がいずれも小さい馬だったことを考えれば、ディープインパクトが、数十年後、世界の主流血脈になっている可能性は十分にあると言えます。

母シンハリーズが、シングスピールの代表産駒の1頭であるように、血統的なポテンシャルの高さは疑いようがないですね。
ヘイローのクロスで、軽いスピードが追加されていますが、ヘイローのクロスは気性難も追加してきますので、本馬は気性のチェックが重要です。

母系はスタミナ豊富ですので、父ディープインパクトで、世界的な活躍馬の誕生も夢ではない感じです。"
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※母系の累代を中心にして、スピード、スタミナ、決め手(瞬発力)の血のバランスなどを中心に勝手に評価しています。
(クロスについては血の活性力や競争資質の強化、体質への影響という点での評価はある程度するものの、特定のクロスの効用や相性(ナスキロなど)については勉強不足。というかあまり興味がない。)
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3.厩舎診断
【調教師】 石坂正
2010リーディング(8.15現在) 9 位、勝利数 23 勝,勝率 0.146 連帯率 0.209 管理代表馬 ヴァーミリアン
2009リーディング 14 位、勝利数 34 勝,勝率 0.143 連帯率 0.228 管理代表馬 ヴァーミリアン
2008リーディング 12 位、勝利数 32 勝,勝率 0.145 連帯率 0.236 管理代表馬 ヴァーミリアン

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★★
※リーディング順位や活躍馬の管理実績から勝手に評価しています。
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4.馬体診断 ※測尺、馬体バランス、歩様などから総合的に評価しています。
(測尺) 体高(cm) 156.5
胸囲(cm) 169.4
管囲(cm) 20.3
体重(kg) 434
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(DVD診断) ※主に歩様からの評価です。
【後肢のブレ】 ○
【後肢の踏み込み】 −
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 −
【前肢のブレ】 −
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の馬体評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "ちょっと太めでごろんとしていますが、トータルバランスは良い馬です。
非常に賢そうな顔をしています。
首差しが良くて、太さ、長さとも理想的です。
肩には柔らかそうな筋肉がついていて、上腕三頭筋もよく発達しています。
肩の角度と胴の感じからマイルから中距離辺りが良さそうです。
繋ぎは気持ち立ち気味でクッションも硬め、ここがこの馬の唯一のマイナス要素、でもかなり小さいマイナスだと思います。
球節はゴリッとして、管囲も問題ありません。
胴回りは、少し窮屈にも見えますが、背中が短めで悪くないと思います。
トモは全体として大きく見せ、臀部の頂部は切れる脚をもつ馬の角度です。
トモの長さは短めですが、幅が出てくるタイプだと思います。
大腿筋膜も良い感じで発達しています。
飛節はちょっと小さめに見えますが、歩様からブレは感じられず、しっかりしているのがわかります。
腹袋から内臓も丈夫そうです。
歩様は、欠点は少ない方だと思います。
馬体サイズは、体高もありますので、450キロは超えてくると思われ、問題ないと思います。"
※測尺、馬体バランス、歩様などから勝手に評価しています。
※馬体の名称、筋肉の名称が分からない場合は以下を参照ください。
http://www.jra.go.jp/kouza/thoroughbred/page4.html
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の総合評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖ポテンシャルは未知数ですが、血統は相当魅力的で、トレーナーも文句なしです。
馬体は欠点が少なく、走ったら大きいところにいきそうな雰囲気もあります。
馬体と血統構成から距離適性もまずまず一致しています。
価格は、かなり高いですが、血統からくる期待値ということでしょう。
相馬眼のXさんが牧場でこの馬結構良いなーって言っていました。でも、出資する気はないようです(笑)"
※上記の4項目のバランス、そして価格を含めたお買い得感などを勝手に評価しています。
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※なお、データについては間違いが含まれている可能性がありますので、必ず自分でも公式サイトやJRAサイトなどで確認されますようお願い申し上げます。
"
また、間違いが発見された場合には、お手数ですがコメント欄にその旨記載していただければありがたいです。"
posted by 楽天馬 at 16:49| 関西馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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