2010年09月19日

55.トゥザハピネス(トゥザヴィクトリー の09)

【馬名】 トゥザハピネス(トゥザヴィクトリー の09)
【由来】 母名の一部+「幸せ」の意。その走りによって皆が幸福になるようにとの願いを込めて。母名より連想。(英語)
【性別】 牝
【毛色】 鹿 
【父】 シンボリクリスエス
【母】 トゥザヴィクトリー (母父 サンデーサイレンス )
【生年月日】 2009年3月4日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 3000 万円(一口価格 7.5 万円)
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【カタログのコメント】 牡馬クラシック戦線を盛り上げた兄に続いてトゥザヴィクトリー産駒の募集となりました。牝馬らしからぬ雄大な馬体と全身から放たれる一流馬特有のオーラは母から受け継いだものであり、現段階ですでに大物の片鱗を見せています。活発な気性もあって運動量が増えるに従い無駄のない体つきに成長し、柔軟性に富んだ筋肉を肩周辺と後躯にまとって誰もが惚れ惚れする好馬体に一変しました。心身ともにプロフィールどおりの申し分ない素質を持っており、充実期を迎えた本馬が一体どんな活躍を見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1996 生まれ、本馬は 13 歳の時の産駒
【母の戦歴】 "最優秀古牝馬,6勝,エリザベス女王杯-JPN1,
同4着,阪神牝馬特別-JPN2,クイーンS-JPN3,府中牝馬S-JPN3,
つばき賞,オークス-JPN12着,マーメイドS-JPN32着,桜花賞
-JPN13着,有馬記念-JPN13着,フェブラリーS-JPN13着,同4
着,アネモネS-OP3着,ローズS-JPN24着,エプソムC-JPN35
着,UAE入着,ドバイワールドC-G12着"
【母の引退時期】 2002/3/23 (引退年齢 6 歳)
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【初仔の生年月日】 2003/4/30
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間(月数)】 1

◆楽天馬の繁殖P評価◆ ★★★☆☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ "トゥザヴィクトリーは、現役時代本当によく走った名牝中の名牝で私の好きな牝馬の1頭です。ドバイワールドカップでの2着は、これまで同レースに出走した牝馬の最高着順です。これだけよく走ったのですから、本来は、この馬をゆっくり休ませて繁殖入りさせてあげれば、良い仔を出していたと思いますが、2度目のドバイワールドCに出走し、11着のあと、翌月に種付けするという無茶なことをしています。
重賞戦線で19戦走ったこと、引退が6歳であったことはまだ良いとして、この繁殖入り過程は、疲労感一杯で子供をお腹に授かったということであり、母馬の母体にもかなりの無理がかかっています。

もうひとつ、実はエリザベス女王杯−GI勝ち馬は名繁殖になれないというジンクスがあります。これは根拠に乏しい感じもありますが、過去にメジロラモーヌ、リンデンリリー、タケノベルベット、ヒシアマゾン、サクラキャンドル、ダンスパートナー、エリモシック、メジロドーベル、ファレノプシスの中で、重賞勝ち馬を出したのはリンデンリリーただ1頭、非常に厳しい成績で、このトゥザヴィクトリー、そしてファインモーション、テイエムオーシャン、アドマイヤグルーヴらの産駒成績が注目されますね。

まあ、このジンクスは別にしてもトゥザヴィクトリーの繁殖ポテンシャルは低く評価せざるを得ません。
それはトゥザグローリーがクラシックに出走してもなお、この繁殖の産駒成績としては物足りないと言わざるを得ないからです。
それだけの繁殖と言えると思います。"
※産駒の体質や活躍馬を出す可能性を母馬の繁殖入りの過程、年齢、産駒傾向など過去のデータから勝手に推察しています。
※ここでは活躍馬を出す時期を『繁殖適期』(6歳〜13歳)とし、このうち最も活躍馬を出す確率が高い時期を『繁殖黄金期』(6歳〜11歳)としています。
"【繁殖適期の解説】
データによれば繁殖適期内の中でも6歳をピークに徐々に産駒の勝ち馬率が下がる傾向にあり、11歳を過ぎると12歳から大きく下がり、13歳を過ぎるとさらに大きく下がります。もちろんこれは単なる平均的な数字で、いくつかのケースにおいては13歳過ぎてから突然活躍馬を出すことがあります。
例えば・・・、
一、繁殖が持っている血の資質に対して相性の良い種牡馬がなかなかいないケース、すなわち相手種牡馬を選ぶ繁殖の場合には、たまたま合う種牡馬に出会ったときに突然活躍馬を出すことがあります。
二、そもそも繁殖ポテンシャルが非常に高くて、初仔や二番仔から重賞勝ち馬など活躍馬をコンスタントに出すような名繁殖タイプは、繁殖適期を過ぎてもポテンシャルがそんなに落ちず、高年齢出産でも若干確率は下がるもののやはり活躍馬を出すことがあります。
三、その繁殖の産駒の馬体に一貫した欠点があり、その欠点を改善する方向の種牡馬を意図的に配合することで、活躍馬が出る場合があります。"
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2.血統診断
【本馬の5代クロス】 Hail to Reason 12.50% 4 x 4
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【父】 シンボリクリスエス
"【競走成績】
日で2〜4歳時に15戦8勝。02 年、03年年度代表馬。有馬記念-JPN1(芝2500m)2回、天皇賞・秋-JPN1(芝2000m)2回、神戸新聞杯-JPN2(芝2000m)、青葉賞-JPN2(芝2400m)、東京優駿-JPN1 2着、ジャパンC-G13着2回

【種牡馬成績】
04年より供用。08年ファーストシーズンリーディングサイアー。サクセスブロッケン(フェブラリーS-G1、東京大賞典-JPN1、ジャパンダートダービー-JPN1)、アリゼオ(スプリングS-G2)"
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【母父】 サンデーサイレンス
"【競走成績】
米年度代表馬、米9勝、ケンタッキーダービー-G1。本邦チャンピオンサイアー。本邦BMSチャンピオン。

【母の父として】
アドマイヤムーン(ジャパンC-G1)、スクリーンヒーロー(ジャパンC-G1)、ヴァーミリアン(ジャパンCダート-G1)、トールポピー(優駿牝馬-JPN1)"
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◆楽天馬の血統評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "母父サンデーサイレンスは、スピード溢れるヘイロー系の大種牡馬で、遺伝力も血の活性力も相当強い種牡馬で、母父に入ってもその威力は衰えをしらず、2007年にリーディングブルードメアサイアーの座を獲得しています。BMSとしては柔らかくしなやかな筋肉と激しい気性を遺伝させると言われていますが、現状ではいずれの特徴も競争能力的にはプラスに働いている場合が多そうです。

母母父ヌレイエフは、ノーザンダンサー系で粘りと安定感のある産駒を出す種牡馬で、大種牡馬なので、あえて言わなくても良いとは思いますが、一応活躍馬には、ミエスク、ソヴィエトスター、スピニングワールド、シアトリカル、パントレセレブル、ジルザル、ストラヴィンスキー、ブラックホーク、ハートレイクなど活躍馬が多数います。
本質はマイラーと言われますが、相手繁殖次第では、中距離の名馬も多数輩出しています。

母母母父シャーペンアップは、エタン−ネイティヴダンサーと続く、いわゆるネイティヴダンサー系種牡馬ですから、闘争心とパワーに良さがある血統のはずですが、特にパワーが卓越した印象はなく、エタン−シャーペンアップとスプリンター資質で、さらにシャーペンアップ系種牡馬の産駒は、短距離にももちろん良さがあるものの、比較的万能型の脚質が多いと言われます。日本では長く活躍馬を出してこなかった血統ですが、最近はネオユニヴァース(母父Krisがシャーペンアップの直仔)の活躍などで、ちょっと見直されてきています。

父シンボリクリスエスの産駒は、骨格が太くて、早い時期から前後躯のバランスが良くて、サラブレッドとして理想的な好馬体が多いのが特徴です。
また、父に似て無駄な筋肉が少なく、胸囲があって、心肺能力が高く、いかにもスピード持続力が高そうな産駒が多いですね。
馬体だけ見ると相当活躍しそうな産駒が多いのですが、成績を見てわかるとおり、見映えに対しては若干割引が必要です。
また、本格化する時機が若干遅めという評価が、牧場でも既に定着してきていますので、これからはその点を考えて、産駒を分析することが必要です。
産駒は馬体バランスの良さを活かすためにも、飛節や繋ぎがしっかりとしたバネのある柔らかいタイプを選びたいですね。
ちょっと勝ちみが遅いという点を考慮すると、やはり晩成血統の繁殖との産駒はオススメできませんし、牝馬についてもかなり吟味しないといけませんね。特に仕上がりに時間がかかりそうな立派すぎる馬体の牝馬は要注意です。
クリスエスの血統全体としては芝の中−長距離をベースにしたタフなスタミナ(スピード持続)型の血統と言えると思います。

全体的に見て、スピード、スタミナ(スピード持続力)、決め手のバランスが良いので、クラシックディスタンスで活躍してくれそうな血統ですね。"
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※母系の累代を中心にして、スピード、スタミナ、決め手(瞬発力)の血のバランスなどを中心に勝手に評価しています。
(クロスについては血の活性力や競争資質の強化、体質への影響という点での評価はある程度するものの、特定のクロスの効用や相性(ナスキロなど)については勉強不足。というかあまり興味がない。)
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3.厩舎診断
【調教師】 音無秀孝
2010リーディング(8.15現在) 1 位、勝利数 34 勝,勝率 0.149 連帯率 0.25 管理代表馬 オウケンサクラ
2009リーディング 3 位、勝利数 45 勝,勝率 0.141 連帯率 0.234 管理代表馬 カンパニー
2008リーディング 6 位、勝利数 39 勝,勝率 0.127 連帯率 0.295 管理代表馬 オウケンブルースリ

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★★
※リーディング順位や活躍馬の管理実績から勝手に評価しています。
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4.馬体診断 ※測尺、馬体バランス、歩様などから総合的に評価しています。
(測尺) 体高(cm) 166
胸囲(cm) 184
管囲(cm) 20.5
体重(kg) 493
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(DVD診断) ※主に歩様からの評価です。
【後肢のブレ】 ○
【後肢の踏み込み】 ○
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 △
【前肢のブレ】 ○
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の馬体評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "品があっていかにも血統馬という感じです。
顔は賢そうで、オンオフの切り替えが上手なタイプに見えます。
首差しは理想的です。
肩から胸前にボリューム感のほどよい柔らかそうな筋肉がついています。
肩の角度と胴の感じから中距離のイメージですね。
繋ぎの角度はやや立ち気味でクッションも硬めですので、短めではありますが、ちょっとマイナスです。
馬体は、腰高で幼い部分が多く、背たれが強いですが、背中は短めで好印象です。
トモはコンパクトで、まだ成長途上という感じですが、大腿筋膜も発達して、良い筋肉が付いてきそうな雰囲気があります。
飛節はゴリッとしていて、その上も細めですがしっかりしており、後肢のアクションも安定しています。
歩様全体では欠点がほとんど無く、良い面が目立ちます。
馬体サイズは大きくて、牡馬であることを考えても、まだ相当トモ高ですので、大きすぎる方のマイナスを付けます。"
※測尺、馬体バランス、歩様などから勝手に評価しています。
※馬体の名称、筋肉の名称が分からない場合は以下を参照ください。
http://www.jra.go.jp/kouza/thoroughbred/page4.html
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の総合評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖ポテンシャルに対する私の評価は変わらず、常に体質面でのチェックが必要な繁殖だと思います。
血統、トレーナーは、まったく文句ないです。
馬体は、とにかく牝馬なのにでかいです。それとこの馬体で繋ぎが立ち気味も気になる点ですね。
距離適性は、中距離で、馬体、血統とも一致しています。
価格は、牝馬でこの馬体ですので、安めに設定されています。
初仔の牝馬が6億したわけですから、一度はトゥザヴィクトリーの産駒をもってみたいという人にはたまらない価格設定です。
もうひとつ言えば、体質面に不安がある繁殖が父クリスエスとの配合で丈夫な産駒が生まれる可能性が増えた感じもします。
そう考えると大きな馬体で繋ぎが立ち気味ですから、もしかするとホクトベガのような砂の女王が誕生する可能性も・・・。
ちなみに牧場見学で顔の表情が賢そうで素晴らしいと私が思った4頭の中の1頭です。"
※上記の4項目のバランス、そして価格を含めたお買い得感などを勝手に評価しています。
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※なお、データについては間違いが含まれている可能性がありますので、必ず自分でも公式サイトやJRAサイトなどで確認されますようお願い申し上げます。
"
また、間違いが発見された場合には、お手数ですがコメント欄にその旨記載していただければありがたいです。"
posted by 楽天馬 at 16:58| 関西馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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