2010年09月19日

58.グラーネ(ヴォークリンデ の09)

【馬名】 グラーネ(ヴォークリンデ の09)
【由来】 ワーグナーの『ニーベルングの指環』に登場するブリュンヒルデの愛馬の名前。母名より連想。(独語)
【性別】 牡
【毛色】 鹿 
【父】 ネオユニヴァース
【母】 ヴォークリンデ (母父 シングスピール )
【生年月日】 2009年2月22日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 1800 万円(一口価格 4.5 万円)
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【カタログのコメント】 現時点ではやや小柄ですがゆったりとした骨格と腹袋をしており、まだ腰高の体型から成長する余地を多分に残しています。今後の夜間放牧を積み重ねていけば胸前や腰に幅が出て逞しさを増し、父の成長力も後押しして胴が短く映るほどに前後が充実した馬体になるでしょう。父の産駒にしては飛節の折りは浅く、蹄の返りが強いので後肢を支点に踏み込みが深く前肢がよく出る動きをします。立ち姿よりも動かしてこそ本馬の身体能力の高さをうかがい知ることができます。放牧地での素早い身のこなしや体型・血統構成からマイル前後を得意としそうです。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 2001 生まれ、本馬は 8 歳の時の産駒
【母の戦歴】 1勝
【母の引退時期】 2007/3/4 (引退年齢 6 歳)
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【初仔の生年月日】 2008/2/21
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間(月数)】 1

◆楽天馬の繁殖P評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "私の愛馬だった馬で、ちょうど伸び盛りの時期に故障して、その後成績を上げられませんでした。
その後6歳まで走りましたが、戦歴を考えれば、もっともっと早い時期に引退、繁殖入りさせて欲しかった馬です。
引退後、繁殖入りまで約1ヶ月足らずですが、その前のレースは約4ヶ月レース間隔が空いていますし、さらにその前のレースは約半年空いていますので、ほとんど疲労は残していないと推察されます。
そうなると母の繁殖黄金期(統計上は最も産駒成績が良い年齢)の産駒である本馬の活躍を期待したいですね。"
※産駒の体質や活躍馬を出す可能性を母馬の繁殖入りの過程、年齢、産駒傾向など過去のデータから勝手に推察しています。
※ここでは活躍馬を出す時期を『繁殖適期』(6歳〜13歳)とし、このうち最も活躍馬を出す確率が高い時期を『繁殖黄金期』(6歳〜11歳)としています。
"【繁殖適期の解説】
データによれば繁殖適期内の中でも6歳をピークに徐々に産駒の勝ち馬率が下がる傾向にあり、11歳を過ぎると12歳から大きく下がり、13歳を過ぎるとさらに大きく下がります。もちろんこれは単なる平均的な数字で、いくつかのケースにおいては13歳過ぎてから突然活躍馬を出すことがあります。
例えば・・・、
一、繁殖が持っている血の資質に対して相性の良い種牡馬がなかなかいないケース、すなわち相手種牡馬を選ぶ繁殖の場合には、たまたま合う種牡馬に出会ったときに突然活躍馬を出すことがあります。
二、そもそも繁殖ポテンシャルが非常に高くて、初仔や二番仔から重賞勝ち馬など活躍馬をコンスタントに出すような名繁殖タイプは、繁殖適期を過ぎてもポテンシャルがそんなに落ちず、高年齢出産でも若干確率は下がるもののやはり活躍馬を出すことがあります。
三、その繁殖の産駒の馬体に一貫した欠点があり、その欠点を改善する方向の種牡馬を意図的に配合することで、活躍馬が出る場合があります。"
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2.血統診断
【本馬の5代クロス】 "Halo 18.75% 3 x 4
Northern Dancer 6.25% 5 x 5 "
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【父】 ネオユニヴァース
"【競走成績】
日で2〜4歳時に13戦7勝。03年最優秀3歳牡馬。東京優駿-JPN1(芝2400m)、皐月賞-JPN1(芝2000m)、産経大阪杯-G2(芝2000m)、スプリングS-JPN2(芝1800m)、きさらぎ賞-JPN3(芝1800m)

【種牡馬成績】
05年より供用。ロジユニヴァース(東京優駿-JPN1、弥生賞-JPN2、ラジオNIKKEI 杯2 歳S-JPN3、札幌2歳S-JPN3)、ヴィクトワールピサ(皐月賞-G1、弥生賞-G2、ラジオNIKKEI杯2歳S-JPN3)、アンライバルド(皐月賞-JPN1、スプリングS-JPN2)、ネオヴァンドーム(きさらぎ賞-G3)、ビッグバン(北海道2歳優駿-JPN3)"
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【母父】 シングスピール
"【競走成績】
日英米仏UAE9勝、ジャパンC-G1、ヨークインターナショナルS-G1。

【種牡馬成績】
ムーンバラッド(ドバイWC-G1)、コンフィデンシャルレイディー(仏オークス-G1)、シンハリーズ(デルマーオークス-G1)、アサクサデンエン(安田記念-G1)

【母の父として】
コスモネモシン(フェアリーS-G3)"
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◆楽天馬の血統評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "母父シングスピールは、現役時代G1競走を4勝、ジャパンCにも勝ちました。
母は1980年のカナダ・ソヴリン賞年度代表馬グローリアスソング、半兄に名種牡馬Rahyで、相当は良血種牡馬です。
産駒は、ドバイWCを勝ったムーンバラッド、仏オークスを勝ったコンフィデンシャルレイディー、デルマーオークスを勝ったシンハリーズ、そして安田記念を勝ったアサクサデンエンなど、世界中にGI馬を輩出し、活躍が注目され始めた今年7月に蹄葉炎を発症し、惜しまれつつこの世を去りました。
産駒は、マイルからクラシックディスタンス、芝・ダート問わず活躍し、種牡馬として万能ぶりを発揮しました。
スタミナ豊富なサドラーズウェルズ系ですので、本質的には中−長距離、しかもクラシックディスタンスにぴったりの種牡馬だと思います。

母父ウォーニングは、その父Known FactがNureyevの降着で繰り上がって2000ギニーを勝った馬です。
その母Slightly Dangerousは凱旋門賞の優勝馬で、Rainbow Questの叔母にあたり、オークス2着などの実績を誇る名牝です。
また、繁殖としても当馬のほかにコマンダーインチーフなどを輩出しています。
当馬は父と同じくマイル戦を得意としていました。

母母母父トップヴィルは、ダンテ−ハイトップ系の仏ダービー馬で、種牡馬としてもまずまず成功したほか、BMSとしてはダイワーカーリアン、ツクバシンフォニーなど日本でも活躍馬を出しているなどダンテ系らしい資質も持ち合わせているようです。

母系は、活力に溢れ、スタミナの血の中に1本スピードの血が入るという理想的な血統構成で、
父ネオユニヴァースは、現役生活を見ると早熟っぽい感じですが、実際には3歳春に5戦は多かったとも思われ、3歳時の宝塚記念挑戦も余計だった感じが個人的にはしています。さらに、この時の疲労が後の秋以降の競馬に大きく影響したと私は考えていて、確かに早熟っぽくはありますが、そんなに底の浅い馬ではなかったと思っています。

父ネオユニヴァースは、1世代目で牡馬の2冠を制し、2世代目も皐月賞を制し、名種牡馬への道を着実に歩み始めました。
ネオユニヴァースの血統は、ニックスであるヘイルトゥリーズン系とエタン系の組み合わせです。
母ポインテッドパスは、その父(本馬の母父)がエタン系Kris(特徴としてはネイティヴダンサー系そのままで”闘争心”、”スタミナ”、”パワー”という感じ)、そしてボトムラインは”スタミナ”、”底力”の配合が多く、結構”スピード持続力”、そして”粘り”がありそうです。
血統構成自体としては、ネアルコなどの主流に、異系、零細血統がこれでもかという感じで重ね合わされており、重厚で丈夫な遺伝子を形成している感じがします。
そこにサンデーサイレンスが配合されて、”スピード”と”決め手”を得、ネオユニヴァースの活躍が生まれたのですから、その資質を産駒に余すところ無く遺伝できれば、多くの名馬が生まれることは必然でしょう。

相手繁殖には、粘りのあるスピード持続型に、スピード値が高い血が多少入っていた方が良さそうで、今の日本ではむしろそういう系統の繁殖が非常に多くて、ほとんど相手には困らない気がします。
ニジンスキー系、ボールドルーラー系、レッドゴッド系、ダンジグ系、リファール系、ネヴァーベント系、フォルティノ系など、相性の良さそうな系統は実に多いと思われますし、もちろん万能血統のノーザンテーストや、トニービンのように持続力+瞬発力を兼ね備えた血統の繁殖も配合相手として良いと思われます。
仕上がりは早い方で、馬場適性、距離適性を含めて、まさに春のクラシック仕様の種牡馬と言えるのではないでしょうか。

全体として、マイルからクラシックディスタンスを守備範囲に、大きなところを勝ってくれそうな血統構成と言えます。
ヘイローのクロスで、軽いスピードが追加されていますが、ヘイローのクロスは気性難も追加してきますので、本馬は気性のチェックが重要です。"
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※母系の累代を中心にして、スピード、スタミナ、決め手(瞬発力)の血のバランスなどを中心に勝手に評価しています。
(クロスについては血の活性力や競争資質の強化、体質への影響という点での評価はある程度するものの、特定のクロスの効用や相性(ナスキロなど)については勉強不足。というかあまり興味がない。)
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3.厩舎診断
【調教師】 笹田和秀
2010リーディング(8.15現在) 71 位、勝利数 12 勝,勝率 0.103 連帯率 0.19 管理代表馬 メイショウイエミツ
2009リーディング 142 位、勝利数 10 勝,勝率 0.068 連帯率 0.129 管理代表馬 ホッコービクトリー

◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
※リーディング順位や活躍馬の管理実績から勝手に評価しています。
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4.馬体診断 ※測尺、馬体バランス、歩様などから総合的に評価しています。
(測尺) 体高(cm) 150
胸囲(cm) 169.5
管囲(cm) 19.9
体重(kg) 412
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(DVD診断) ※主に歩様からの評価です。
【後肢のブレ】 ○
【後肢の踏み込み】 −
【前肢の肩の出】 −
【繋ぎの柔らかさ】 −
【前肢のブレ】 ○
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の馬体評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "アイドル系と言いますか、実にまとまっていてスタイルの良い馬です。
顔はきつそうに見えますが、手綱から察するに意外と従順な馬のようですね。
首差しはすごく良くて、太すぎず、短すぎず、ちょうど良いです。
肩から胸前にかけてほどよい筋肉がついて、上腕三頭筋は、まだ発達途上ですが、既に良い筋肉が付く素養が感じられます。
肩の角度と胴回りの感じからすると中距離が中心、あるいは気性次第で長距離まで大丈夫かもしれません。
繋ぎの角度は理想的で、クッションは気持ち硬めですが、許容内です。
管囲もギリギリ問題ないサイズです。
二の腕が立派でパワーもそこそこありそうです。
胴回りはすっきりして、腰高なのにそれを感じさせません。背中もそれほど垂れておらず、短めでトモに向かって良い曲線を作っています。
トモは切れのある脚を使う馬のそれで、形良く、馬体に比して大きく見せます。
大腿筋膜も影ができるくらい発達し、半腱半膜様筋も割れてきていて、今後さらにトモに幅が出てきそうな雰囲気を持っています。
飛節はまずまずで、後肢のアクションもわずかにブレる程度で許容内でしょう。
歩様全体としては、現状ですごく良いわけではありませんが、まずまずという感じです。
馬体サイズは、残念ながら小さくて、体高も無いですし、早生まれの牡馬ということでこれはマイナス要素です。"
※測尺、馬体バランス、歩様などから勝手に評価しています。
※馬体の名称、筋肉の名称が分からない場合は以下を参照ください。
http://www.jra.go.jp/kouza/thoroughbred/page4.html
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の総合評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖ポテンシャル、血統ともおもしろいですね。
トレーナーは少し不安があります。
馬体は、非常に良い出来で、初仔で小さめという1点だけですね。
距離は、馬体から中距離の感じで血統とも良く合っています。
価格は、牡馬で小さめということを考えても安いでしょう。
お母さんに出資していた私としては、安すぎという感じです。
牧場では、うちのメンバーは相馬眼のXさんも含めていずれも高評価していました。
この馬は小さいことをどう判定するかだけですね。"
※上記の4項目のバランス、そして価格を含めたお買い得感などを勝手に評価しています。
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※なお、データについては間違いが含まれている可能性がありますので、必ず自分でも公式サイトやJRAサイトなどで確認されますようお願い申し上げます。
"
また、間違いが発見された場合には、お手数ですがコメント欄にその旨記載していただければありがたいです。"
posted by 楽天馬 at 17:01| 関西馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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