2010年09月19日

70.エンジェルフォール(アドマイヤサンデー の09)

【馬名】 エンジェルフォール(アドマイヤサンデー の09)
【由来】 南米ベネズエラのジャングルにそびえる、世界最大落差(979m)の滝の名。世界級の名牝になるように願って。父名より連想。(英語)
【性別】 牝
【毛色】 鹿 
【父】 ジャングルポケット
【母】 アドマイヤサンデー (母父 サンデーサイレンス )
【生年月日】 2009年2月28日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 4000 万円(一口価格 10 万円)
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【カタログのコメント】 実績抜群の母の産駒が今年もジャングルポケットを父に迎えた鉄板配合で登場しました。右前肢が若干内向肢勢のため昨年の全姉より価格は抑えましたが、馬体から受けるスケールの大きさは同時期の全姉たちと比べても同等以上の評価を与えられるほどで、特に腰回りからトモの筋肉は牝馬とは思えないほどの発達ぶりです。気の強さは兄姉に共通する諸刃の剣でもありますが、この気性が爆発的な活力の源となっているのもまた事実です。今回も勝利の方程式が成立する条件が揃っており、その答えは説明しなくても皆様の方がよくご存知のはずです。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1995 生まれ、本馬は 14 歳の時の産駒
【母の戦歴】 3勝,保津峡特別,阪神牝馬特別-JPN22着
【母の引退時期】 1998/12/20 (引退年齢 3 歳)
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【初仔の生年月日】 2000/5/26
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間(月数)】 6

◆楽天馬の繁殖P評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "種牡馬ジャングルポケットとの相性は、もうここでお話しなくても良いと思います。
私の愛馬だったトールポピー、フサイチホウオー、そして昨年キャロットで募集されたアヴェンチュラも順調に新馬勝ちして、3頭連続好成績となればニックス以外の何者でもないでしょう。
この繁殖の産駒は、デビューが早い方が比較的順調で、そこがひとつの見極めのポイントとなります。
繁殖ポテンシャルは高いですが、相手種牡馬を選ぶのは間違いないところです。
これまで活躍した産駒を見ると比較的欧州血統の種牡馬との相性が良く、米血脈の種牡馬とはあまり相性が良くないようです。
そろそろ14歳で繁殖適期を外れてきていますが、ギリギリ活躍馬が出る可能性のある年齢ですので、ここでも父ジャングルポケットとのニックス効果で活躍馬を出して欲しいですね。"
※産駒の体質や活躍馬を出す可能性を母馬の繁殖入りの過程、年齢、産駒傾向など過去のデータから勝手に推察しています。
※ここでは活躍馬を出す時期を『繁殖適期』(6歳〜13歳)とし、このうち最も活躍馬を出す確率が高い時期を『繁殖黄金期』(6歳〜11歳)としています。
"【繁殖適期の解説】
データによれば繁殖適期内の中でも6歳をピークに徐々に産駒の勝ち馬率が下がる傾向にあり、11歳を過ぎると12歳から大きく下がり、13歳を過ぎるとさらに大きく下がります。もちろんこれは単なる平均的な数字で、いくつかのケースにおいては13歳過ぎてから突然活躍馬を出すことがあります。
例えば・・・、
一、繁殖が持っている血の資質に対して相性の良い種牡馬がなかなかいないケース、すなわち相手種牡馬を選ぶ繁殖の場合には、たまたま合う種牡馬に出会ったときに突然活躍馬を出すことがあります。
二、そもそも繁殖ポテンシャルが非常に高くて、初仔や二番仔から重賞勝ち馬など活躍馬をコンスタントに出すような名繁殖タイプは、繁殖適期を過ぎてもポテンシャルがそんなに落ちず、高年齢出産でも若干確率は下がるもののやはり活躍馬を出すことがあります。
三、その繁殖の産駒の馬体に一貫した欠点があり、その欠点を改善する方向の種牡馬を意図的に配合することで、活躍馬が出る場合があります。"
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2.血統診断
【本馬の5代クロス】 Northern Dancer 12.50% 4 x 4
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【父】 ジャングルポケット
"【競走成績】
日で2 〜 4 歳時に13 戦5 勝。01年年度代表馬、最優秀3歳牡馬。ジャパンC-G1( 芝2400m)、東京優駿-JPN1(芝2400m)、共同通信杯-JPN3(芝1800m)、札幌3歳S-JPN3(芝1800m)、天皇賞・春-JPN12着、皐月賞-JPN13着

【種牡馬成績】
03年より供用。トールポピー(優駿牝馬-JPN1、阪神ジュベナイルF-JPN1)、オウケンブルースリ(菊花賞-JPN1、京都大賞典-G2)、ジャガーメイル(天皇賞・春-G1)、クィーンスプマンテ(エリザベス女王杯-G1)、ジャングルロケット(ニュージーランドオークス-G1)、タスカータソルテ(札幌記念-JPN2、京都新聞杯-JPN2、中京記念-G3)、シェーンヴァルト(デイリー杯2歳S-JPN2)、フサイチホウオー(共同通信杯-JPN3、ラジオNIKKEI杯2歳S-JPN3、東京スポーツ杯2歳S-JPN3)、トーセンキャプテン(函館記念-JPN3)、ルルパンブルー(フェアリーS-JPN3)"
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【母父】 サンデーサイレンス
"【競走成績】
米年度代表馬、米9勝、ケンタッキーダービー-G1。本邦チャンピオンサイアー。本邦BMSチャンピオン。

【母の父として】
アドマイヤムーン(ジャパンC-G1)、スクリーンヒーロー(ジャパンC-G1)、ヴァーミリアン(ジャパンCダート-G1)、トールポピー(優駿牝馬-JPN1)"
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◆楽天馬の血統評価◆ ★★★★★★★
◆楽天馬の一言◆ "母父サンデーサイレンスは、2007年についにリーディングブルードメアサイアーの座を獲得しています。BMSとしては柔らかくしなやかな筋肉と激しい気性を遺伝させると言われていますが、現状ではいずれの特徴も競争能力的にはプラスに働いている場合が多そうです。

母母父エルグランセニョールは、ノーザンダンサー系の超良血馬です。
母セックスアピールの産駒には種牡馬トライマイベスト、日本ではロッタレースなどがいて、これらの繁殖や種牡馬が牝系を世界的に繁栄させています。その母父バックパサーはトムフールの代表産駒で、マルゼンスキーの母父としても有名ですが、世界的にもBMSとしては非常に優秀な種牡馬です。最近日本にバックパサーの直系であるシルヴァーチャームが輸入されましたが、個人的に日本に欲しかった血の一つであり、今後注目される血だと思います。
トムフール系自体が母系に入って優秀な種牡馬で、底力を強化し、非常に良い競走資質を遺伝しますが、実は本馬の母母母母父もトムフールですね。

母母母父カロは、母系に入って決め手を発揮する種牡馬で、瞬発力に優れ、良い切れ脚を発揮します。

父ジャングルポケットは、父トニービンで脚質的に不器用ですが、”持続力”と”瞬発力”を両方持ち合わせた種牡馬で、長い直線での爆発力はすさまじいものがあります。ジャングルポケット自身は、スタミナベースの母系にヌレイエフのスピードや、トニービンの瞬発力、スピード持続力などが付加された種牡馬と言えるのではないでしょうか。
産駒の平均距離も長めに出る場合が多く、スピード色が強い繁殖との配合でもクラシックを狙える産駒が誕生する可能性は十分にありそうです。また、配合相手の母系がスタミナベースであった場合には、オウケンブルースリのような選手権距離〜長距離で活躍する産駒も出てきそうです。母父サンデーは特に要注意の種牡馬です。

全体的には非常にバランス良く、決め手は言うまでもありません。
今回は、既に上に重賞馬の全兄と全姉がいる組み合わせである父ジャングルポケットです。
こういうケースでは、まさにその父馬と母馬がニックスということが、生産の歴史上何度もありましたので、もしかしたらアドマイヤサンデーの配合相手として、ジャングルポケットというのは何か特別な遺伝要素を持っているのかもしれません。"
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※母系の累代を中心にして、スピード、スタミナ、決め手(瞬発力)の血のバランスなどを中心に勝手に評価しています。
(クロスについては血の活性力や競争資質の強化、体質への影響という点での評価はある程度するものの、特定のクロスの効用や相性(ナスキロなど)については勉強不足。というかあまり興味がない。)
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3.厩舎診断
【調教師】 角居勝彦
2010リーディング(8.15現在) 2 位、勝利数 30 勝,勝率 0.14 連帯率 0.252 管理代表馬 ヴィクトワールピサ
2009リーディング 3 位、勝利数 45 勝,勝率 0.158 連帯率 0.261 管理代表馬 ウオッカ
2008リーディング 3 位、勝利数 44 勝,勝率 0.17 連帯率 0.286 管理代表馬 ウオッカ

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★★
※リーディング順位や活躍馬の管理実績から勝手に評価しています。
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4.馬体診断 ※測尺、馬体バランス、歩様などから総合的に評価しています。
(測尺) 体高(cm) 156
胸囲(cm) 178
管囲(cm) 18.8
体重(kg) 472
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(DVD診断) ※主に歩様からの評価です。
【後肢のブレ】 ○
【後肢の踏み込み】 ○
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 −
【前肢のブレ】 ○
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の馬体評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "相変わらずすごい馬体です。
顔はこれも相変わらずきつい顔ですね。
首差しは、ほとんど完璧です。
肩から胸前にはたっぷりと筋肉がついて、その角度と胴の感じから兄姉以上に中距離適性が高いと思います。
繋ぎはちょっと立ち気味で、クッションは普通です。
ここだけは兄姉に比べてまったく違う部分で、マイナスポイントです。
胴周りはしっかりしていて、力があります。
トモは形良く、ヴェラブランカよりも切れがありそうです。
大腿筋膜も結構発達していて、幅が出てきそうです。
飛節もしっかりして、歩様にもまず欠点がないですね。
馬体サイズは、兄姉に比べて結構大きくなりそうで、そこもどうかという感じですが、現状ではマイナスとは言い切れず、むしろ体質面でしっかりしている可能性もあります。"
※測尺、馬体バランス、歩様などから勝手に評価しています。
※馬体の名称、筋肉の名称が分からない場合は以下を参照ください。
http://www.jra.go.jp/kouza/thoroughbred/page4.html
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の総合評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖ポテンシャル、血統とも申し分なく、トレーナーも文句なしです。
全姉の2頭との違いは馬体が大きいこと、繋ぎが立ち気味で硬めだということ、その2点です。
この母は自身はサンデーサイレンスの牝馬にして数少ない大型馬で成功した馬です。
ただ、産駒は大きいのはあまり走ってきていません。
もちろんジャンポケとの相性は言うに及ばすですので、本馬はまったく逆の傾向を示す可能性もあります。
馬体と血統から中距離に適性が高いのは一致しています。
価格は、一つ上の姉よりは安いですが、それでも牝馬でこの価格は高いでしょうね。
牧場の評価はもちろん良くて、走ってしまうんじゃないのーって感じですね。"
※上記の4項目のバランス、そして価格を含めたお買い得感などを勝手に評価しています。
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※なお、データについては間違いが含まれている可能性がありますので、必ず自分でも公式サイトやJRAサイトなどで確認されますようお願い申し上げます。
"
また、間違いが発見された場合には、お手数ですがコメント欄にその旨記載していただければありがたいです。"
posted by 楽天馬 at 17:21| 関西馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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